使わないカードを解約したいと思っても、オリコカードを解約したい時に手続きの方法が分からないという声を聞きます。
今回はオリコカードの解約方法やカード解約時にチェックしておきたい注意点、年会費が発生するタイプのカードはいつ解約するのがいいかや、脱会届の書き方など、オリコカードの解約方法を解説していきます。
オリコカードの解約方法
オリコカードの解約方法は「電話」または「郵送」です。郵送の場合は「脱会届」をオリコカードに送る必要があります。オリコカードはインターネットで解約できません。脱会届を郵送する場合のオリコカードの解約方法は、脱会届を入手して、自身で記入後に返送という流れになります。
脱会届がカード会社に届いて手続きが完了すれば解約となり、解約が完了するまでには返送後約一週間~10日程度かかります。解約が完了しても連絡はないので、解約完了通知を希望する場合は電話でオペレーターに伝えるか、脱会届にある解約完了通知の送付希望欄に丸印を付けましょう。
電話で解約する場合
電話で解約する場合は、カードを手元に用意してオリコカードセンターに電話しましょう。オリコカードセンターの電話番号は地域によって異なります。
- 北海道 011-261-6002
- 東北 022-215-2655
- 関東・甲信越 049-271-3330
- 東海・北陸 052-735-3525
- 近畿 06-6821-3860
- 中国・四国 082-225-5360
- 九州・沖縄 092-722-5477
電話が繋がったら、オペレーター対応の「紛失盗難・解約のご連絡」メニューの「1番」をプッシュして、次に「解約のご連絡」の「2番」をプッシュします。するとオペレーターに繋がるので、カードを解約したいという旨を伝えましょう。
脱会届の入手方法(PDFダウンロード)
脱会届の入手方法は二通りあります。ひとつ目が、オリコカードの公式サイトからPDF形式の脱会届をダウンロードしてA4サイズの用紙に印刷する方法です。PDFファイルはiPhoneなどのスマートフォンでもダウンロードできますが、印刷しなければいけないのでプリンターが必要となります。
家にプリンターがない場合は、電話で解約するか、コンビニプリントやネットカフェを利用するという方法もあります。PDFファイルの脱会届は印刷して記入後に線に沿って切り取り、印の部分に糊付けをして82円切手を貼り付けてから郵便ポストに投函しましょう。
カード番号などの個人情報は折り畳む部分に目隠しがあるので外からは見えません。
脱会届の入手方法(資料請求)
もうひとつの方法は、資料請求を行って脱会届を送ってもらう方法です。
資料請求を行うには、オリコカード公式サイトの「お客さまサポート」から「各種お手続き」の「カードのご解約手続き」に進み、ページ下部にある「資料請求方式」という見出しの下の「資料請求する」から個人情報の同意を行い、必要事項を入力して資料請求を行います。
脱会届は約一週間で届き、資料請求を行った場合は返送用の封筒が入っているため82円切手は不要です。
ビジネスカードを解約する場合
EX Gold for Biz Sなど、ビジネスカード(法人カード)を解約したい時はオリコカードセンターに電話します。電話番号は049-271-3220、営業時間は9時30分~17時30分(年中無休)となっています。
脱会届の書き方
ここではPDFファイルでダウンロードした脱会届の書き方を説明します。脱会届に記入する項目は以下の通りです。
- カード名称
- 名前(フリガナ)
- 生年月日
- 電話番号
- 携帯電話番号
- 現住所
- 旧住所(転居した場合のみ)
- 解約するカード番号
- 解約するカードの名前(名義人)
- 差出人(住所・名前)
カード番号を記入する欄は、本人カード・家族カード・ETCカードで分かれているので間違えないように注意しましょう。
解約通知書を希望する場合は「送付希望」の欄があるので丸印を記入します。引越しをしてから新しい住所をカード会社に届け出ていない場合は、旧住所(カードを申し込んだ時の住所)と現住所の両方を記入しましょう。
ETCカードや家族カードを追加発行している場合は、併せてETCカードや家族カードの番号と会員名を記入します。
カード名称はeオリコサービスで確認
カード解約時の脱会届に記入する「カード名称」は、インターネットの会員サービスである「eオリコサービス」で確認しましょう。ログイン後、メニューにある「ご利用照会」から「ご請求照会」に進むと契約カードの名称が確認できます。
ETCカードや家族カードだけを解約する場合
本人カードは解約しないで、ETCカードや家族カードだけを解約する場合は、ETCカードや家族カードのカード番号と会員名、黒枠で囲ってある「本人会員申請欄」の項目(カード名称・住所・名前など)を記入します。
オリコカードの解約前にチェックしておきたい注意点
当たり前ですが解約するとカードは使えなくなります。解約してから困らないように、解約する前にチェックしておきたい項目をまとめました。
公共料金などをカード払いにしている場合は支払い方法を変更する
公共料金やプロバイダ料金の支払いなどをクレジットカードで支払っている場合、カードを解約したまま新たな支払い方法を設定していないと料金の引き落としができず、サービスが受けられなくなる恐れがあるため要注意です。
引き続き別のカードで支払う場合はカード情報を変更するなど、支払い方法をカードの解約前に変更しておく必要があります。賃貸住宅の契約時にオリコカードを作って家賃の支払いをしている場合、カードを解約できない事もあるため管理会社に問い合わせておきましょう。
ポイントが残っていないか確かめる
クレジットカードでポイントを貯めている方も多いですが、せっかく貯めたポイントもカードを解約すると無効になってしまいます。ポイントが無駄にならないように、カードの解約前にポイントが残っていないかカードの明細書やカード会社の会員ページなどで確認しておきましょう。
ポイントが残っている場合は消費するか、他社のポイントに移行するなどの方法で使い切ってから解約します。例えば、オリコカードの「暮らスマイル」のポイントがたまっている場合は、1スマイル(1ポイント)からオリコポイントに移行する事ができるので、オリコポイントに移行してからAmazonギフト券やWAONやTポイントに交換すると無駄なく使いきれます。
オリコカードの年会費が発生するのはいつ?
オリコカードザポイントプレミアムゴールドなどの年会費が発生するタイプのオリコカードの場合、年会費の請求月はカードに記載されている有効期限月の翌月です。オリコカードを解約する場合は、年会費請求月の前月末日までに解約手続きを完了させておく必要があります。
例えば有効期限が4月のカードの場合、年会費は5月に請求されるので、4月末日までに解約手続きを完了させておきましょう。「有効期限月の末日までに解約完了」と覚えておくと簡単です。年会費が発生してすぐのタイミングでも、一度引き落とされてしまった年会費は戻ってこないので注意しましょう。
ETCカードや家族カードも使えなくなる
オリコカードを解約した場合、追加カードも使えなくなるので要注意です。ETCカードや家族カードなどを発行している場合は家族の了承を得ておきましょう。
支払い残高は一括返済もできる
オリコカードを解約する場合、解約後も明細書に記載の方法で支払いができるとされていますが一括返済(全額精算)も選べます。一括返済を行う場合はカード会社に電話をすればOKです。
代わりに使えるクレジットカードがあるか
オリコカードしかクレジットカードを持っていない場合、解約してしまうとネットショッピングの支払いや海外旅行の際に困る事があります。解約する前に新しいカードを作っておくなど、代わりに使えるカードを準備しておきましょう。
2年以内に延滞を起こした場合はクレヒスに注意
オリコカードを使っていて2年以内に延滞を起こした事がある場合は解約しない方がいい可能性があります。その理由は信用情報(クレヒス)の「入金状況」です。
カードを使い続けていると入金状況は随時更新されていくため、延滞という記録自体は消えていなくても2年後には押し出される形で開示報告書への記載がなくなりますが、延滞から2年が経たない間に解約してしまうとカードの入金状況が更新されなくなり記載されたままとなるため、今後カードやローンを契約する際の審査で不利になってしまいます。
カードを解約するのであれば延滞解消後、2年以上経ってからの方が良いでしょう。
解約するとカードが作れなくなる場合もある
クレジットカードを作ってから年数が経ち、収入が当時より低くなっている場合は新たにカードを申し込んでも審査に通らないケースがあります。発行できたとしても今よりランクの低いカードになる事も考えられるので、解約は慎重に行いましょう。
オリコカード解約後のチェックポイント
「ポイントゲートウェイサービス」を退会する
オリコカードを解約しても継続されたままになるのが「ポイントゲートウェイサービス」です。利用しないのであればポイントゲートウェイサービスの退会手続きを行う必要があります。
退会しないままでいると配信メールが送られてくるため、オリコポイントサイトの「ポイントゲートウェイサービス」からログインをして「その他お手続き」から退会手続きを行いましょう。
カードは裁断して処分する
カードの解約が完了したら手元にあるカードはカード番号などが読めないようにハサミなどで裁断して処分します。なるべく細かく切り刻み、カードが裁断できるシュレッダーがあれば利用するのがおすすめです。
カードを修復して再利用されないように、ゴミに出す時は何回かに分けて捨てた方が無難でしょう。
Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)
カードの特徴
オリコが運営するネットショッピングサイト「オリコモール」でカード利用することでAmazon.co.jpや楽天市場でもポイント高還元率になるカード。最大17.5%!
発行会社 | オリエントコーポレーション | ポイント還元率 | 1.0%(入会から6か月間は2.0%) |
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年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | なし |
電子マネー | iD、QuicPay(ApplePay利用可能) | ポイント | オリコポイント |