ゴールドカードやプラチナカードはステータスが高いですが、その分審査が厳しく、ハードルが高いイメージがありますよね。
しかし、ゴールドカードやプラチナカードといっても審査基準はカードによって様々で、それほど審査難易度が高くないゴールドカードも存在します。
ここでは、ゴールドカードやプラチナカードの審査基準について詳しく解説していきます。
目次
ゴールドカード・プラチナカードとは
ゴールドカードは一般カードのワンランク上のカードで、プラチナカードはゴールドカードよりもさらにワンランク上のカードです。ランクが上がるほど年会費は高くなりますが、その分ステータスが高くなり、付帯サービスが充実していきます。
主なゴールドカード
カード会社 | カード名 | 年会費 | 申し込み条件 | 審査難易度 |
---|---|---|---|---|
三井住友カード | 三井住友カード ゴールド | 11,000円(税込) | 30歳以上で安定継続収入のある方 | 中 |
JCBカード | JCBゴールド | 11,000円(税込) | 20歳以上で安定継続収入のある方 | 中 |
三菱UFJニコス | MUFGカードゴールド | 2,095円(税込) | 18歳以上で安定継続収入のある方 | 低 |
楽天カード | 楽天プレミアムカード | 11,000円(税込) | 20歳以上で安定継続収入のある方 | 低 |
アメリカン・エキスプレス | アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 31,900円(税込) | 20歳以上で安定継続収入のある方 | 中 |
年会費や審査難易度はカード会社により様々ですが、MUFGゴールドカードは、18歳以上から申し込み可能で年会費も他のゴールドカードより安く、審査難易度が低めなため、ゴールドカードの審査に自信のない方におすすめのカードです。
主なプラチナカード
カード会社 | カード名 | 年会費 | 申し込み条件 | 審査難易度 |
---|---|---|---|---|
三井住友カード | 三井住友カード プラチナ | 55,000円(税込) | 30歳以上で安定継続収入のある方 | 高 |
JCBカード | JCB ザ・クラス | 55,000円(税込) | インビテーションのみのため非公開 | 高 |
三菱UFJニコス | MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 22,000円(税込) | 20歳以上で安定継続収入のある方 | 中 |
クレディセゾン | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 22,000円(税込) | 20歳以上で安定継続収入のある方 | 中 |
アメリカン・エキスプレス | アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 143,000円(税込) | インビテーションのみのため非公開 | 高 |
プラチナカードもゴールドカードと同様に年会費や審査難易度はカード会社によって様々です。
どのカード会社でもゴールドカードよりもさらに審査難易度や年会費は高く設定されていますが、その分高級ホテルでの優待特典や24時間利用可能な秘書サービスなどのプラチナカードならではのサービスが非常に充実しており、限度額も高額です。
ゴールドカード・プラチナカードの審査に通過するためには
ゴールドカードやプラチナカードの審査に通過するためには、審査はどのような基準で行われているのか知っておきたいですよね。
ここからはゴールドカードやプラチナカードの具体的な審査基準について説明していきます。
ゴールドカード・プラチナカードの審査方法
ゴールドカードやプラチナカードの審査は、職業や勤続年数など、申し込みの際に申告した項目を点数化する「スコアリング」という手法で審査を行っています。スコアリングでは、「属性」と呼ばれる職業や勤続年数などの項目を、返済能力が高いと推測される順に点数化をしていきます。
例えば勤続年数であれば、長く勤めるにつれて収入が上がり返済能力が高くなると推測できるため、長ければ長いほど点数が高くなります。
スコアリングの結果、各カード会社が独自に設定する基準点数を満たせていなければ、審査に落ちてしまいます。
具体的なゴールドカード・プラチナカードの審査基準
審査方法は一般カードと同じですが、一般カードよりも審査通過のために求められるスコアリングの点数は高くなります。項目別に具体的な審査基準をみていきましょう。
① 年収
年収は高ければ高いほど返済能力が高いとみなされ、スコアリングの点数は高くなります。
ゴールドカードは高収入でなければ審査に通らないというイメージがありますが、審査難易度が低いゴールドカードであれば、安定した収入さえあれば年収が200万円台でも審査に通ることができます。
② 年齢
カード会社では、年齢による申し込み資格を定めていますが、ゴールドカードやプラチナカードの場合、要件を満たす年齢の中でも、特に30代~50代の場合に高く評価されます。
60代以上になると年齢が上がるにつれて健康上のリスクも大きくなるため、点数が下がります。
③ クレジットヒストリー
ゴールドカードやプラチナカードの審査で非常に重視されるのがクレジットヒストリー(クレヒス)です。
クレヒスはクレジットカードやローンの利用履歴情報のことで、「信用情報機関」という機関で管理されています。
信用情報機関とは、カード会社や消費者金融などの金融機関から個人の信用情報を集めて管理している機関です。
申し込みを受けたカード会社では、申込者の返済能力を調べるために信用情報機関の情報を必ず参照しています。
そのため、一度ある業者で延滞をして登録されてしまった延滞情報は、その後申し込みをする全てのカード会社に知られることになります。
カード会社では一度金融事故情報を起こした申込者を返済能力がないと判断するため、いくら返済能力が高くても審査に通ることが難しくなります。
一方、延滞がなく、クレジットカードの利用履歴と毎月の順調な支払い状況が記録されているきれいなクレヒスの場合は、非常に高く評価されます。
④ 職業
ゴールドカードやプラチナカードの審査では、医者や弁護士、公務員、会社員といった、安定した職業が高く評価されます。
一方派遣社員やパート、アルバイトの場合は、安定した収入がないとみなされるため、審査に通る可能性は非常に低くなります。
ゴールドカードやプラチナカードの審査に通過する可能性を上げるためには、年収はそれほど高くなくてもいいので、正社員であることが重要です。
申し込みにインビテーションが必要な場合もある
ゴールドカードやプラチナカードは、通常の申し込み方法が用意されている場合と、カード会社からのインビテーションがなければ申し込みができない場合があります。
インビテーションの場合はカード会社があらかじめ審査に通る属性の人を選んで申込書を送付するため、審査に通る可能性は通常の申し込み方法よりも高くなります。
しかし、インビテーションが届いたからといって必ずカードが発行されるわけではなく、きちんと審査は行われているため、直近で信用情報に問題が起こった場合などは審査に落ちてしまいます。
若年層限定のヤングゴールドカードなら若者でも審査に通りやすい
通常のゴールドカードは、クレヒスの実績が少なく、年収も比較的低い20代の方の場合は審査に不利になります。
そこで、若い方におすすめしたいのが「ヤングゴールドカード」です。
ヤングゴールドカードとは
多くのカード会社では、申し込み条件を20代などの若者に限定した、若年層向けのヤングゴールドカードを発行しています。
ヤングゴールドカードは通常のゴールドカードよりも年会費が安く、30代以上の人に比べて年収の低い20代の若者でも審査に通りやすいのが特徴です。
付帯サービスの内容は通常のゴールドカードとほとんど変わらないため、年齢条件を満たす若い方にとっては非常にお得なカードです。