学生や未成年であっても満18歳以上になったらクレジットカードを作ることができます。
大学生になったからクレジットカードを作る、就職したからクレジットカードを作るなどという人は多いです。
クレジットカードにはいくつかの注意点があり、正しい使い方をしなれば知らないうちに損をしてしまうこともあります。
本記事では、学生や未成年が初めてクレジットカードを持ったら気をつけるべき注意点について解説していきます。
目次
クレジットカードの注意点① 計画通り利用し利用金額を把握する
返済可能な範囲で計画的に利用する
学生のクレジットカードの限度額は10~30万円ほどです。
一般的なクレジットカードと比較すると学生のクレジットカードの限度額はかなり少ないですが、それでも学生や未成年にとっては大金なので、使いすぎないように注意しましょう。
学生や未成年で安定した収入がない場合は、自分の返済能力をしっかりと見極めた上で、支払える金額を確認しましょう。
クレジットカードの引き落とし日はカード会社によって異なります。
引き落とし日を確認し、引き落とし日までに利用額を口座に入れておくように注意しましょう。
クレジットカードの利用金額を把握し不正利用を防ぐ
カード会社によって異なりますが多くの場合、一ヶ月に利用した金額は管理画面やマイページにログインすることで確認することができます。
利用履歴を確認することは利用金額を把握するだけでなく、クレジットカードが不正利用されていないかを確認するためにも大切です。
知らない間に学生や未成年がクレジットカードを不正利用され、身に覚えのない支払いがくることが稀にあるため注意しましょう。
異変があればクレジットカード会社から連絡が来ることが多いですが、少額の場合など気づいてもらえない可能性もあるので学生や未成年のうちから、自分で確認する習慣をつけるようにすることが大切です。
クレジットカードの注意点② 支払いは滞納しない!滞納したらどうなる?
クレジットカードの支払いは滞納しないように注意しよう!注意点は?
クレジットカードごとに引き落とし日が設定されています。
クレジットカードの引き落とし日に利用金額が口座に入っていない場合、「支払いを滞納した」ことになってしまいます。
よく聞く話に
・○○カードは何日遅れまでは大丈夫
・○○カードは再引き落とし日があるからそれまでに支払えば大丈夫
・○○カードは電話してすぐ振り込めば大丈夫
などがありますが、これらは全て間違えた情報です。
支払いが1日でも遅れた時点で、「滞納」とみなされてしまいます。
クレジットカードの支払いは滞納したらどうなる?
ではクレジットカードの支払いを滞納したらどうなるのでしょうか。
まず、クレジットカードの支払いが遅れた場合、銀行からクレジットカード会社に支払いを滞納した、という情報が送られます。
クレジットカード会社は銀行からの情報を元に、支払いが完了していない客を督促対象のリストに追加します。
督促対象リスト作成後の対応はクレジットカード会社によって異なります。
再引き落とし日が設定されているカード会社は基本的に、再引き落とし日までは何もしないことが多いです。
再引き落とし日にも入金がない客に対しては、コールセンターから電話をする、ハガキを送るなどガード会社ごとに異なる対応が取られます。
再引き落とし日までに入金すれば問題ない、と勘違いしている人が多くいますが、これは間違いです。
実は支払いを1日でも滞納した時点で、信用情報機関に「支払いを滞納した」という記録が残ってしまうので注意が必要です。
信用情報機関では一定期間情報が記録として残り、クレジットカード会社間で情報が共有されるため、クレジットカードを止められる、新たにクレジットカードを発行できないなどといった事態が起こりかねません。
クレジットカードの支払いを滞納しても大丈夫、といった話は鵜呑みにせず、必ず引き落とし日までに入金しておくように注意しましょう。
クレジットカードの注意点③ クレジットカードはリボ払いにしない
クレジットカードのリボ払いとは?
クレジットカードのリボリング払い(リボ払い)とは一括払い、分割払いなどの支払い方法の1つです。
リボ払いには残高スライド方式、定額方式の2種類があります。
残高スライド方式のリボ払いは毎月の利用金額に応じて、支払い金額が変動します。
定額方式のリボ払いは利用金額に関係なく、毎月の支払い金額は一定に設定されています。
リボ払いには毎月の支払いを一定に保つことができるので、支払い計画を立てやすいという特徴があります。
クレジットカードのリボ払いの注意点は?
リボ払いは支払い計画を立てやすく、メリットばかりに思えますが、注意点も存在します。
1つ目の注意点として、クレジットカードのリボ払いには手数料がかかります。
リボ払いの手数料は支払い残高に一定の比率をかけたものですが、比率はクレジットカード会社ごとに異なります。
2つ目の注意点として、毎月の支払い額を超える買い物をした場合支払い期間がどんどん伸びていきます。
リボ払いにすることで毎月の支払い額は少ないように感じるかもしれませんが、実際に合計で支払っている額はリボ払いの方が多い、という注意点を覚えておくことが大切です。
クレジットカードの注意点④ クレジットカードのポイント有効期限に注意
クレジットカードのポイントには有効期限が存在するもの、有効期限がないもの、の2種類が存在します。
しかし、ポイント有効期限のないクレジットカードは非常に少ないため、ほとんどのクレジットカードのポイントには有効期限がある、と思ってよいでしょう。
ポイントに有効期限のあるクレジットカードにはいくつかの注意点があります。
カードによってポイント有効期限が異なる
1つ目の注意点はクレジットカードによって、ポイントの有効期限が異なるということです。
ポイントの有効期限は1年のものや5年のものもあるため、自分のカードの有効期限を確認しておくことが大切です。
ポイントの価値は変動する可能性がある
2つ目の注意点は、クレジットカードのポイントの価値は変動するということです。
有効期限内であればポイントが減ることはありませんが、ポイントの価値はクレジットカード会社が変更することができます。
ポイントの有効期限が長いからといって、使わないで何年も貯めておくいつのまにかポイントの価値が下がっていた、などといったことも起こりかねません。
ポイントの価値は変更しないと公言しているカード会社もありますが、多くのカード会社で1年に1度ポイントの制度の変更がなされるので、情報をしっかりと確認しておくよう注意しましょう。
ポイント有効期限についてはこちらもチェック
クレジットカードの注意点⑤ クレジットカードは紛失厳禁!紛失したらどうすればいい?
クレジットカードは紛失してしまうと、他人に不正利用される可能性があります。
万が一クレジットカードを紛失してしまった場合、以下2つのこと覚えておけば、万が一カードを紛失し、不正利用されてしまった場合でも保証してもらえる可能が高いのでとても大切です。
クレジットカード発行会社に連絡する
クレジットカードの発行会社にまず連絡することです。
クレジットカード会社は紛失・盗難に対応するための専用窓口を用意しており、24時間無休で受け付けています。
利用停止した時点でクレジットカードは使えなくなるため、他人に悪用される心配はありません。
警察に紛失届を提出する
警察に紛失届を提出することです。
カード会社に連絡する前にカードが不正利用されていた場合は、警察に届出をしなければ補償してもらえない場合があります。
注意点をしっかり押さえクレジットカードを有効活用しよう!
学生や未成年が初めてクレジットカードを持った際の注意点についてご紹介してきました。
クレジットカードは現金が手元になくても買い物ができるというとても便利なものですが、注意点もいくつか存在します。
これらの注意点をしっかり理解し、クレジットカードを有効活用するようにしましょう。
学生や未成年におすすめのクレジットカード
三井住友カード
三井住友カード(NL)
カードの特徴
世界シェアNo.1のVisaブランド。初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
発行会社は三井住友カード株式会社で、優れたブランド力が魅力のクレジットカードです。
セキュリティに関しても、早くからICチップ搭載のカード発行・不正利用の探知システムの採用など積極的に展開しています。
200円(税込)につき1ポイントが付与されるので、還元率は0.5%となっています。
ポイントの貯めやすさに関しても、「ポイントUPモール」というサイトを経由してネットショッピングをすることで数倍お得になり、「ココイコ!」というサイトでエントリーしてから対象のお店でショッピングをするとキャッシュバックやポイント還元率UPといった特典を受けることも可能です。
楽天カード
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントが貯まりやすい。
楽天カードは、楽天カード株式会社が発行するクレジットカードで年会費は永年無料で利用でありながら、海外旅行傷害保険(利用付帯)が付帯されているため補償にも手厚いカードです。
一般的なクレジットカードのポイント還元率の平均は0.5%ですが、楽天カードの基本のポイント還元率は1.0%となっているため、かなり高めになっています。
貯まったポイントは楽天市場や楽天トラベルに利用できる他、楽天edyとしての利用や商品券・金券へも交換が可能であるなど利便性が非常に高いです。
学生専用のカードではありませんが、楽天市場での利用者を増やしたいという思惑があるため、利用頻度の高い層が主婦・学生・フリーターとなっていることから、審査難易度は低く設定されていて、比較的発行しやすいカードとなっています。
JCB CARD EXTAGE
カードの特徴
18歳~29歳以下の若い人向けJCBカード。5年間年会費無料で海外旅行保険、ショッピング保険付帯と安定した機能のカード。
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 0.5%(入会から3か月はポイント3倍) |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | QUICPay | ポイント | Oki Dokiポイント |
JCB Card EXTAGEカードはお得にポイントが貯められるカードで、入会後3カ月間は3倍となり、4カ月後以降も1.5倍と貯まりやすくなっています。
ETCカードの発行にも対応していて、条件付きで最高2,000万円までの海外旅行傷害保険も適用されます。
年会費無料ですが、5年後の更新時にJCB一般カードへと切り替わり、税込1,375円の年会費が発生する点は注意が必要です。